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2015年9月29日

今日は歯周病と糖尿病の密接な関係についてお話します。

歯周病は、歯肉の境目のポケット(歯周ポケット)に入り込んで繁殖した嫌気性細菌(歯周病関連細菌)の感染による慢性の炎症性疾患です。その進行ぐあいには、遺伝的因子や環境的因子など加えて、からだの抵抗性が大きく関与しています。

糖尿病になると
①からだを守るマクロファージの機能低下(免疫が低下)
②結合組織コラーゲン代謝異常・血管壁の変化や脆弱化(組織や血管がもろくなる)
③創傷治癒の遅延(傷が治りにくくなる)
などが起こります。
つまり、このことにより糖尿病があると歯周病関連細菌により感染しやすくなり、炎症により歯周組織が急激に破壊され、歯周炎が重症化していきます。

また逆に、歯周病が進行すると糖尿病をさらに悪化させます。
歯周病関連細菌から出される内毒素が血管内に入り込み、マクロファージからの腫瘍壊死因子α(TNF-α: tumor necrosis factor-α)の産生を促進します。その結果TNF-αの亢進が血糖値を下げる働きをもつホルモンであるインスリンをつくりにくくする(インスリン抵抗性)ことがわかっています。
つまり歯周病により血糖値は上昇し、糖尿病のコントロールをますます困難にします。
インスリン抵抗性に対して、からだはなんとかしようとして、より多くのインスリンを産生しようとします(高インスリン血症)。しかし高インスリン血症が長く続くと、インスリン産生細胞である膵β細胞が疲労困憊し、末期の糖尿病となります

このように歯周病と糖尿病は悪い意味ですごく相性がいいのです。


ただ歯周病をしっかり治療することにより、糖尿病のコントロール状態をあらわず糖化ヘモグロビン(HbA1C)の改善がみられることが明らかになっています。
論文によっては1ヶ月で症状の改善が見られた例がいくつもあるようです。
歯周病は最近ではその他の病気にも関連がある事が研究で明らかになってきています。
虫歯の治療も勿論ですが、歯周病の治療と日々のブラッシングをしっかり行っていきましょう。
芝大門クリニックでは歯周病の治療を大事にして日々治療しております。

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