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2010年11月15日

 現在の歯科治療では、患者の審美治療へのニーズが高くなっています。

インプラントは失われた歯の代替として優れた機能性がありますが、審美性についても秀でています。

部分入れ歯は、歯に架かる「ばね」(クラスプ)が見えてしまう場合があります。

 インプラントの場合は、人工歯根に連結しているアパットメントを、歯肉の下に隠れるようにでき、外見からは歯冠部だけが見えるので天然歯と印象が変わりません。

セラミックの歯冠部なら、色合いなど自然な仕上がりになるでしょう。

 また、審美歯科では歯並びを整えるために歯列矯正を行ないますが、インプラントでは人工歯根を植立する前に、きれいな歯並びとなるような埋入位置を計画することで、歯列矯正と同じ効果が得られます。

従来は歯槽骨のある場所にインプラントを植立し、埋入されたインプラントの長さや角度に応じて歯冠部が製作されていましたが、現在では理想とする歯並びから逆算して、埋入位置や角度を決めるという方法が主流になっています。

事前にCT撮影など精密な検査を行ない、三次元のCT画像や模型などを使ってシュミレーションするなど綿密な計画を立て、審美的な歯冠部の設計を行ないます。

その歯冠部を支えるのに必要な位置に人工歯根を埋めるのです。こうした考え方をトップダウン・トリートメントと言います。

 こうした仕上がりについては、インフォームド・コンセントが大事なことは言うまでもありません。

幸い、パソコン画面のシミュレーションなどで具体的なイメージがつかみやすいこともあり、トラブルはほとんどありません。

 欧米では、審美歯科が盛んです。当然、ファーストチョイスがインプラントになっています。

口元の美しさへの意識の高い欧米で、インプラントが第一選択肢となっているということは、それだけ審美面でも効果があるということです。

イタリヤでは平均5.4本、アメリカでは、平均2.7本、インプラントを使用しています。

 日本では機能面からインプラントにする人が増え始めたところですが、今後は審美性からもインプラントを選ぶ人が多くなるでしょう。

2010年11月 4日

骨移植や、骨再生など、骨を増やす方法もあります。

 骨量が足りない人は、意外にたくさんいらっしゃいます。

骨量不足の主な原因は、歯周病と、先天的(あるいは人種的)なものです。

 歯周病の場合、歯肉炎から歯周炎まで進んでしまうと、歯槽骨が吸収されて、幅や高さが減少していきます。歯がぐらついて抜ける頃には、歯槽骨はかなり痩せ細っているのです。

 先天的なものとしては、東洋人の傾向として上顎の骨が薄いことが挙げられます。

上顎洞という空洞が口の近くにあり、上顎の骨が薄いとインプラントが上顎洞に飛び出してしまいます。

その他、入れ歯を長年使用していると、歯槽骨が痩せてしまっている場合もあります。

入れ歯の不自由さに悩まされていて、インプラントにしたいと思っても、骨が薄かったり骨量が充分でなければ、従来は諦めざるを得ませんでした。

しかし、医療の進歩によって、現在では骨を増やす方法が開発されています。

選択肢の一つとして、骨を増やす治療を受けてからインプラントにするという方法もあるのです。


 骨を増やす方法としては、まず骨移植があります。


 患者本人の骨を採り、インプラントを埋入する歯槽骨に移植します。

おとがい部(下顎の正面)は口の中では最も骨量が多いので、ここから採取する場合が多くなっています。

大量の骨が必要な場合は腰骨の下にある腸骨から採取します。

採取した後の骨は、血液に骨芽細胞が含まれていて自然に再生していきます。

更に、骨を作る誘導剤も注入して、きれいに早く再生するようになっています。

通常は、骨移植数ヵ月でインプラント手術が可能になります。

また、上顎洞が口の近くにあって、上顎の骨が薄い場合は、頬の骨を上顎の骨の上に移植します。

この手術をサイナスリフト(上顎洞挙上術)と言います。


 骨移植ではなく、骨を再生することでインプラントに必要な骨量を得る方法も実用化されつつあります。


細胞組織工学(ティッシュエンジニアリング)の応用で、患者本人の細胞を使用して骨を再生することが可能になっています。


 骨量が足りなくても、さまざまな方法でインプラントができる可能性があります。

あきらめずに歯科医に相談してみてください。

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