1日で終わるインプラント治療法も出てきています。
インプラントは治療に時間がかかるのが欠点でしたが
入れ歯の不便さ、不快さから解放される、インプラントは素晴らしい治療法です。
がしかし、人工歯根と歯槽骨が結合するオステオ・インテグレーションを待たなければいけないので、時間がかかることが欠点でした。
以前は、6か月かかっていましたが、オステオ・インテグレーションを促進する人工歯根の形状の改善など、最短2か月に短縮されています。
それでも2ヶ月は、人工歯根を埋入したまま、仮の歯での生活を余儀なくさせられます。
この欠点を解決すべく、ブローネマルク教授自身が開発した方法が即時荷重法です。
午前中に人工歯根を複数埋入し、夕方には上部の歯冠部を装着するので、たった1日でできてしまうのです。
従来は人工歯根を埋め込んで自然に骨と結合するのを待っていたのですが、この方法ではフレームで固定して人工歯根が動かないようにすることで、オステオ・インテグレーションを得ようとするものです。
骨折した時にギプスで固定して骨がつくのを早めるのと、同じ考え方です。
また、人工歯根とアパットメントが一体化したものを使用し、埋め込んだ後で口腔内に出ているアパットメントの上部をフレームで締め付けて、人工歯根を固定します。
その後、上部構造の歯冠部を製作して、夕方に装着すれば完成です。
ただし、この即時荷重法が適用できるのは下顎で、充分な骨の量があることが条件となります。
また、アメリカではたった1時間で治療を終えるシステムも開発されています。CTの撮影データを使って、あらかじめ上部構造の歯冠部を製作しておき、歯槽骨に穴を開ける位置も決めておくので、手術開始から1時間で歯冠部の装着までできてしまうというものです。
このようにインプラントの最大のデメリットであった治療期間の長さも、解消されつつあります。
短期間に治療が済み、快適なデンタルライフを過ごす、多忙な現代人にフィットした治療方法が開発されたことで、今後もますますインプラントへのニーズは高まっていくでしょう。
