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2010年9月22日

 インプラントは、基本構造として、歯根部分(フィクスチャー)と、支台部分(アバットメント)に分かれています。

 ①歯槽骨に埋め込む歯根部分 = フィクスチャー

 ②人工の歯冠部を取り付ける支台部分 = アバットメント

 インプラント治療は、歯槽骨に、丸穴を開けてフィクスチャーを植立し、フィクスチャーの上にアバットメントを取り付け、そこに人工の歯冠部を装着します。

 ブローネンマルク教授が確立した本メソっドは、フィクスチャーを埋め込む手術と
アパットメントを取り付けて、上部構造を装着する手術を2回行なうものです。

現在ではフィクスチャーとアパットメントが一体化された製品を使い、1回の手術で植立する1回法も、行なわれています。


 手術の流れは次の通りです(2回法の場合)。

・1回目の手術

歯肉を切開し、歯槽骨にドリルで穴を開けます。フィクスチャーを埋め込み、歯肉を縫い合わせます。


・2回目の手術

3~6か月ほど、歯槽骨とフィクスチャーがオッセオインテグレーション(生着)によって結合するのを待ち、レントゲンで確認してから2回目の手術を行います。

歯肉を切開し、アバットメントを取り付けます。

人工の歯冠部を装着するために、アバットメントの型を取ります。


・歯冠部の取り付け

歯冠部ができたら、アパットメントに装着し、噛みあわせなどを調整します。

2010年9月 8日

 世界で累計約60万人以上が、インプラントで"第3の歯"を得ています

 あごの骨に人工歯根を植え込むという方法は、昔から試みられてきました。

歴史を遡れば、インカ文明のミイラにエメラルドのインプラントが発見されています。

中国やエジプトでも象牙の歯が植えられた人骨が見つかっています。

 人体には異物を排除するという作用が働きます。

ゴールドやコバルトクロム合金などが人工歯根として試されましたが、うまくいきませんでした。

 しかし、1952年、ある偶然からスウェーデンのブローネマルク教授が"チタンと骨がくっつく"ことを発見したのです。

ウサギのすねの骨にチタン製の生体顕微鏡用器具を埋め込み、観察実験を終えて器具を取り外そうとしたら、ウサギの骨と器具のネジがくっついて離れません。

 この偶然から、チタンが生体と親和性が高いことがわかったのです。

ブローネマルク教授は、その後、動物実験によってチタン製インプラントが骨と結合することを証明、チタンのこの性質をオッセオインテグレーションと名付けました。

オッセオは骨の、インテグレーションは結合という意味です。

 そして、1965年に初めて人間にチタン製インプラントを埋め込む治療が行なわれました。

治療は成功し、その患者のインプラントは40年たった現在も問題なく機能しているそうです。

 1977年、ブローネマルク教授のグループは、1965年~1975年の間に行なった約200人のデータを発表。

1981年には約2700の症例を発表しました。

 治療完了後に5年経過したインプラントの残存率は、上顎約80%、下顎約90%という高率でした。

その後、アメリカの大学などでも実験が繰り返され、チタン製インプラントの安全性や機能性が確認されています。

 インプラントは1965年から始まった比較的新しい治療法ではありますが、臨床に至るまでの豊富な動物実験、その後の臨床例の多さなどから安全性が確かめられています。

世界では約60万人以上の方が、インプラント治療を受けて、その恩恵にあずかっています。

 日本では1980年代から、円柱上のブローネマルク型のインプラント治療が始まり、

普及が進んだのは90年代後半になってからです。

それだけに、インプラントを不安に思っている人も多いようですが、安全性が確立された治療法だということを理解していただければと思います。

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芝大門歯科クリニック

【プロフィール】
院長
髙木 謙一 (たかぎ けんいち)

【来歴】
2001年3月 明海大学歯学部 卒業
2001年5月 慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科 入局
2003年4月 同研修医修了
2003年5月 慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科 助手(専修医)
2007年4月 同専修医修了
2007年5月 医療法人社団大成会 武南病院付属歯科・口腔外科部長
2008年4月 医療法人社団弘宣会 芝大門歯科クリニック 勤務
2011年1月 医療法人社団弘宣会 院長就任

【所属学会・団体】
日本口腔外科学会会員
日本口腔インプラント学会会員
ICOI(国際口腔インプラント学会)active member

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