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« 第20回 歯肉炎から歯槽骨が溶けて歯が抜けるまで | メイン | 第22回 進行した場合には手術も考慮する »

2010年1月25日

歯周病は慢性疾患であるため、虫歯のように削ったり、詰めたりすれば治るものではありません。
最悪のケースとして、歯が抜ける寸前のP4まで進行してしまった場合、歯槽骨は無残に溶けているので、治療は非常に難しくなります。

だからこそ、早めに歯科医のところへ行き、歯石を除去したうえで、正しいブラッシング法をマスターすることが大切なのです。初期のうちに手を打たないと、回復できないところまで進行してしまいます。
ときには、口臭が治療のきっかけとなるケースもあります。

家電メーカーにお勤めのNさんは52歳、仕立てのいいスーツに身を包み、物腰もやわらかな紳士でした。
彼が来院した理由は「いくら歯を磨いても、口臭が強い」というもの。家族から指摘され、会議や商談で発言するときには、周りの人が顔をしかめないかと、いつも心配だということでした。
口の中を見ると、Nさんが歯を磨いているつもりで磨いていなかったことは一目瞭然でした。口臭が起こるのも無理からぬ状態だったのです。

そこで、実際に歯を磨いてもらい、それまでのやり方が間違っていて、磨き残しがあることをご自身で確認してもらい、正しいブラッシング法の指導をしました。口臭には舌の汚れも影響するので、それを除去することもアドバイスしました。
そして、歯石を取ったり、はれている場所にレーザーをあてるなどの治療を行い、定期検診に必ず来られようにお話しました。

はじめの頃は、完全にブラッシング法が身につかず、定期検診で指導を繰り返しました。正しい方法を実践しているかどうかは、診察すればすぐにわかるのです。
とはいえ、根気強く続けるうちに少しずつ改善されていき、今では口の中を清潔に保ち、後戻りしないための予防法をしっかりとマスターしています。

ご本人も「口臭がなくなって、妻と娘にも喜ばれました。気がねなく話ができるようになって、仕事への自身も取り戻した気分です」と話していました。
このように、口臭をきっかけにして、歯を失う前にストップがかけられた例もあるのです。

「芝大門歯科クリニック」では口臭外来を行っています、詳細はこちらでどうぞ。
http://www.shiba-sdc.com/

芝大門歯科クリニック

【プロフィール】
院長
髙木 謙一 (たかぎ けんいち)

【来歴】
2001年3月 明海大学歯学部 卒業
2001年5月 慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科 入局
2003年4月 同研修医修了
2003年5月 慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科 助手(専修医)
2007年4月 同専修医修了
2007年5月 医療法人社団大成会 武南病院付属歯科・口腔外科部長
2008年4月 医療法人社団弘宣会 芝大門歯科クリニック 勤務
2011年1月 医療法人社団弘宣会 院長就任

【所属学会・団体】
日本口腔外科学会会員
日本口腔インプラント学会会員
ICOI(国際口腔インプラント学会)active member

【治療・診療に対する心がけ(モットー)】
治療精度の向上です。 可能な限りご希望に沿える治療を行います。 何でもご相談ください。

【幸せだと思う瞬間)】
治療期間が少しかかってしまったときでも患者様が一生懸命通って下さり、きれいな口元になられたときの笑顔をみることでしょうか。また、皆さん定期健診にしっかりいらして下っておりますので患者様がお見えになったときにお顔を拝見させて頂くのも診療における楽しみの一つです。

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