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2010年11月15日

 現在の歯科治療では、患者の審美治療へのニーズが高くなっています。

インプラントは失われた歯の代替として優れた機能性がありますが、審美性についても秀でています。

部分入れ歯は、歯に架かる「ばね」(クラスプ)が見えてしまう場合があります。

 インプラントの場合は、人工歯根に連結しているアパットメントを、歯肉の下に隠れるようにでき、外見からは歯冠部だけが見えるので天然歯と印象が変わりません。

セラミックの歯冠部なら、色合いなど自然な仕上がりになるでしょう。

 また、審美歯科では歯並びを整えるために歯列矯正を行ないますが、インプラントでは人工歯根を植立する前に、きれいな歯並びとなるような埋入位置を計画することで、歯列矯正と同じ効果が得られます。

従来は歯槽骨のある場所にインプラントを植立し、埋入されたインプラントの長さや角度に応じて歯冠部が製作されていましたが、現在では理想とする歯並びから逆算して、埋入位置や角度を決めるという方法が主流になっています。

事前にCT撮影など精密な検査を行ない、三次元のCT画像や模型などを使ってシュミレーションするなど綿密な計画を立て、審美的な歯冠部の設計を行ないます。

その歯冠部を支えるのに必要な位置に人工歯根を埋めるのです。こうした考え方をトップダウン・トリートメントと言います。

 こうした仕上がりについては、インフォームド・コンセントが大事なことは言うまでもありません。

幸い、パソコン画面のシミュレーションなどで具体的なイメージがつかみやすいこともあり、トラブルはほとんどありません。

 欧米では、審美歯科が盛んです。当然、ファーストチョイスがインプラントになっています。

口元の美しさへの意識の高い欧米で、インプラントが第一選択肢となっているということは、それだけ審美面でも効果があるということです。

イタリヤでは平均5.4本、アメリカでは、平均2.7本、インプラントを使用しています。

 日本では機能面からインプラントにする人が増え始めたところですが、今後は審美性からもインプラントを選ぶ人が多くなるでしょう。

2010年10月13日

 糖尿病などの内臓疾患があったり、歯槽骨の状態が悪いと、インプラント手術ができない場合もあります

 "第3の歯""第2の永久歯"と言われるインプラントですが、どんな人にも適用できるわけではありません。

 次のような内臓疾患がある場合はインプラントの手術が難しいでしょう。
 内臓疾患の治療を最優先すべきです。

・糖尿病
 糖尿病が進むと抵抗力や免疫力が落ちてしまいます。
 インプラント手術をしても骨と結合しない可能性も高いでしょう。

・腎臓病
 免疫力が低下しているので傷が治りにくく、骨と結合しない可能性も高くなります。
 人工透析を受けている場合、血液の循環をよくする薬を服用するので、手術時に
 止血しない可能性もあり危険です。

・心臓病、肝炎、ぜんそく、高血圧、妊婦など
 病気の程度や全身の状態によってはインプラント手術ができない場合があります。

 インプラントの手術は、局所麻酔をして歯肉を切開し、インプラントを植立した後、
 歯肉を縫い合わせるという簡単なものですが、麻酔や出血に対して危険がないか
 確認することは大変重要なことです。

 現在かかっている病気、以前にかかったことのある病気について、歯科医及び医科の主治医に相談するようにしてください。


 また、内臓疾患はなくても、インプラントを埋入する部分の歯槽骨が充分な骨量がない場合や、骨の質が劣悪な場合は、インプラントが難しいケースも出てきます。

 物理的に人工歯根を埋められるだけの厚みがないと不可能ですし、埋入できても骨量が充分でないと人工歯根を支える力が弱くなり、噛み合わせの力に耐えられなくなる可能性もあります。

 しかし、現在では骨移植など、骨を増やす方法や、骨の厚みなどを回復する方法が登場してきました。
骨量が充分でない人も、骨移植などを特殊な術式で行なえば、インプラント手術を受けることが、現在は出る様に成りました。

2010年10月 1日

インプラントは治療に時間がかかるのが欠点でしたが

 入れ歯の不便さ、不快さから解放される、インプラントは素晴らしい治療法です。

がしかし、人工歯根と歯槽骨が結合するオステオ・インテグレーションを待たなければいけないので、時間がかかることが欠点でした。

以前は、6か月かかっていましたが、オステオ・インテグレーションを促進する人工歯根の形状の改善など、最短2か月に短縮されています。

それでも2ヶ月は、人工歯根を埋入したまま、仮の歯での生活を余儀なくさせられます。

 この欠点を解決すべく、ブローネマルク教授自身が開発した方法が即時荷重法です。

午前中に人工歯根を複数埋入し、夕方には上部の歯冠部を装着するので、たった1日でできてしまうのです。

従来は人工歯根を埋め込んで自然に骨と結合するのを待っていたのですが、この方法ではフレームで固定して人工歯根が動かないようにすることで、オステオ・インテグレーションを得ようとするものです。

骨折した時にギプスで固定して骨がつくのを早めるのと、同じ考え方です。

 また、人工歯根とアパットメントが一体化したものを使用し、埋め込んだ後で口腔内に出ているアパットメントの上部をフレームで締め付けて、人工歯根を固定します。

その後、上部構造の歯冠部を製作して、夕方に装着すれば完成です。

ただし、この即時荷重法が適用できるのは下顎で、充分な骨の量があることが条件となります。

 また、アメリカではたった1時間で治療を終えるシステムも開発されています。CTの撮影データを使って、あらかじめ上部構造の歯冠部を製作しておき、歯槽骨に穴を開ける位置も決めておくので、手術開始から1時間で歯冠部の装着までできてしまうというものです。

 このようにインプラントの最大のデメリットであった治療期間の長さも、解消されつつあります。

短期間に治療が済み、快適なデンタルライフを過ごす、多忙な現代人にフィットした治療方法が開発されたことで、今後もますますインプラントへのニーズは高まっていくでしょう。

2010年9月22日

 インプラントは、基本構造として、歯根部分(フィクスチャー)と、支台部分(アバットメント)に分かれています。

 ①歯槽骨に埋め込む歯根部分 = フィクスチャー

 ②人工の歯冠部を取り付ける支台部分 = アバットメント

 インプラント治療は、歯槽骨に、丸穴を開けてフィクスチャーを植立し、フィクスチャーの上にアバットメントを取り付け、そこに人工の歯冠部を装着します。

 ブローネンマルク教授が確立した本メソっドは、フィクスチャーを埋め込む手術と
アパットメントを取り付けて、上部構造を装着する手術を2回行なうものです。

現在ではフィクスチャーとアパットメントが一体化された製品を使い、1回の手術で植立する1回法も、行なわれています。


 手術の流れは次の通りです(2回法の場合)。

・1回目の手術

歯肉を切開し、歯槽骨にドリルで穴を開けます。フィクスチャーを埋め込み、歯肉を縫い合わせます。


・2回目の手術

3~6か月ほど、歯槽骨とフィクスチャーがオッセオインテグレーション(生着)によって結合するのを待ち、レントゲンで確認してから2回目の手術を行います。

歯肉を切開し、アバットメントを取り付けます。

人工の歯冠部を装着するために、アバットメントの型を取ります。


・歯冠部の取り付け

歯冠部ができたら、アパットメントに装着し、噛みあわせなどを調整します。

2010年9月 8日

 世界で累計約60万人以上が、インプラントで"第3の歯"を得ています

 あごの骨に人工歯根を植え込むという方法は、昔から試みられてきました。

歴史を遡れば、インカ文明のミイラにエメラルドのインプラントが発見されています。

中国やエジプトでも象牙の歯が植えられた人骨が見つかっています。

 人体には異物を排除するという作用が働きます。

ゴールドやコバルトクロム合金などが人工歯根として試されましたが、うまくいきませんでした。

 しかし、1952年、ある偶然からスウェーデンのブローネマルク教授が"チタンと骨がくっつく"ことを発見したのです。

ウサギのすねの骨にチタン製の生体顕微鏡用器具を埋め込み、観察実験を終えて器具を取り外そうとしたら、ウサギの骨と器具のネジがくっついて離れません。

 この偶然から、チタンが生体と親和性が高いことがわかったのです。

ブローネマルク教授は、その後、動物実験によってチタン製インプラントが骨と結合することを証明、チタンのこの性質をオッセオインテグレーションと名付けました。

オッセオは骨の、インテグレーションは結合という意味です。

 そして、1965年に初めて人間にチタン製インプラントを埋め込む治療が行なわれました。

治療は成功し、その患者のインプラントは40年たった現在も問題なく機能しているそうです。

 1977年、ブローネマルク教授のグループは、1965年~1975年の間に行なった約200人のデータを発表。

1981年には約2700の症例を発表しました。

 治療完了後に5年経過したインプラントの残存率は、上顎約80%、下顎約90%という高率でした。

その後、アメリカの大学などでも実験が繰り返され、チタン製インプラントの安全性や機能性が確認されています。

 インプラントは1965年から始まった比較的新しい治療法ではありますが、臨床に至るまでの豊富な動物実験、その後の臨床例の多さなどから安全性が確かめられています。

世界では約60万人以上の方が、インプラント治療を受けて、その恩恵にあずかっています。

 日本では1980年代から、円柱上のブローネマルク型のインプラント治療が始まり、

普及が進んだのは90年代後半になってからです。

それだけに、インプラントを不安に思っている人も多いようですが、安全性が確立された治療法だということを理解していただければと思います。

2010年8月30日

 入れ歯の不自由さに悩んでいる人には、インプラントをおすすめします。

インプラントは、乳歯、永久歯に次ぐ"第3の歯"とも呼ばれている画期的な治療法です。

 インプラントとは、あごの骨に人工歯根を埋め込み、人工歯冠を取り付ける方法です。

入れ歯やブリッジと根本的に違う点は、歯冠だけでなく歯根から再建していることです。

奥歯を噛み締めると50kgほどの力が加わりますが、歯冠だけの入れ歯ではそんな力に耐
えられません。入れ歯では天然歯の3分の1程度の力でしか噛めないと言われています。

 しかし、人工歯根がしっかり支えているインプラントは、天然歯と同じくらいの力に耐えられるので、固いものも噛めますし、噛むと痛いということもありません。自分の歯と同じように食事ができます。


 入れ歯やブリッジは支えにする健康な歯に負担をかけますが、インプラントは人
工歯根で支えているので他の歯に影響を与えません。

1本の歯を失って、さらに両隣の健
康な歯を次々と失うリスクがないのです。

 入れ歯のように毎日取り外す手間がかかりませんし、歯槽骨に人工歯根が埋められているので、食事をしていて外れるというような心配がまったくありません。

入れ歯にすると、歯肉は歯冠が乗っているだけの状態になり、次第に萎縮していき、入れ歯が合わなくなり、入れ歯を作り替える必要も出てきます。

インプラントは歯肉が萎縮することもないので、かなり長期間維持できます。


 インプラントは審美性の点でも天然歯に近い状態なので、外見からは義歯とはわかりません。旅行などで人目を気にしながら入れ歯を外すというような心理的負担もありません。


 入れ歯からインプラントに変えた患者さんは、例外なく「インプイラントにして良かった」と言います。「好きなものが食べられるようになった」「周囲の人から若々しくなったと言われる」「口を開けて笑えるようになった」と皆さんが明るい表情で話しています。


 インプラントは歯科治療では二十世紀最大の発明と言われ、欧米では、歯を失った場合の治療の第一選択肢がインプラントになっています。日本でもインプラントが急速に普及し、技術レベルも上がっています。入れ歯で悩んでいる方には、ぜひインプラントを検討していただきたいと思います。

2010年7月21日

 虫歯治療の詰め物も、セラミック・インレーや、ハイブリッド・レジン・インレーにすれば、白くなって自然な外見になります。

 従来の虫歯治療では、奥歯の詰め物にはアマルガムなど、金属が使われていました。

しかし、口を大きく開けた時など、銀色の詰め物が見えてしまいます。

そこで、現在ではセラミック・インレーやハイブリッド・レジン・インレーが使われるようになってきました。

 セラミック・インレーは、虫歯治療で歯を削った後、型を取り、セラミックの詰め物を作って接着する方法です。

セラミックなので、天然歯と同じような質感にでき、外見からは詰め物をしているとわからないほどです。オールセラミックなので金属アレルギーの心配もありません。

 ハイブリッド・レジン・インレーは、92%以上のセラミックス微粒子と、それらをつなぐ微量のプラスチック(レジン)が混ざった素材で作った詰め物です。

セラミックインレーよりも安価で、噛み合わせの相手の歯を傷める心配はありません。

ただし、天然歯と同じように年月と共に磨耗していきます。

 虫歯治療の際にセラミック・インレーやハイブリッド・レジン・インレーを選択するほか、以前に治療した金属の詰め物を外して、新たにセラミック・インレーやハイブリッド・レジン・インレーに詰め替える人も今は大勢いらっしゃいます。

単に虫歯を治療するだけではなく、仕上がりの美しさを望む人がそれだけ多くなっているということでしょう。

 洋服の販売の仕事に従事している30代後半の女性、Yさんの場合、奥歯の銀色の詰め物が気になって仕方なかったとか。虫歯治療のついでに、以前の詰め物も取り除いて、すべてセラミックの詰め物に変えました。

「ファッショナブルなお洋服を着ていても、笑った時に銀色の詰め物が見えたらお客様も幻滅していたと思うんです。今は自信をもって接客できるようになりました。」
と治療結果に大変満足していただけました。

詰め物を変えるだけで、すっきりとした口元になった好例と言えるでしょう。

2010年7月13日

 ファイバーコアやジルコニアセラミックなど、金属を含まない素材を使った、「メタルフリー」が審美治療の新しい流れです。

 金属アレルギーは、金属イオンが体内のタンパク質と結びついてアレルギー反応が起きると考えられています。

アクセサリーや、時計などによって皮膚炎を発症することが多いのですが、歯科治療で使われる詰め物や被せ物、人工歯などに用いられている金属でも起きる場合があります。
また、年々増える傾向にもあります。

したがって、金属には強度というメリットがあるのですが、歯科治療には使われなくなってきています。

メタルフリー、ノンメタルと言って、金属を使わない治療法が急速に広まっているのです。

 金属を使わないファイバー・コアや、ジルコニア・セラミックなど、新しい素材が続々と登場しています。

ファイバーコアは、虫歯治療で使います。
歯髄(神経)を取った歯は、栄養がいかなくなり、死んだも同然で、もろくなっています。
コアと呼ばれる、土台を歯髄があった部分に入れて、補強してから被せ物をします。

従来はコアには金属が使われていました。
しかし、金属のコア、メタル・コアは、「水分によって腐食が進む」というリスクがあります。

また、メタル・タトゥーと言って、金属イオンが溶け出して歯肉(歯茎)が黒ずんでくるという欠点もあります。

そのほか、歯よりも金属の方が硬いので、ぶつかった時など金属が壊れずに歯が破折してしまう症例もみられました。

そこで、最近はファイバー・コアが使われるようになったのです。
ファイバー・コアとは、グラスファイバー繊維と、特殊樹脂を用いた素材で、歯の象牙質と同じくらいの硬さと弾力性があります。

金属をまったく使用していないので、腐食や歯肉の黒ずみの心配がありません。
また、グラスファイバーに弾力性があるので、歯への負担がかからず、破折の危険性が少なくなります。
ファイバーコアの上にオールセラミックのクラウンを被せれば、審美的には一番自然に見える仕上がりになります。

 ジルコニアは、スペースシャトルの断熱保護材にも使われた素材で、強度や耐久性に優れ、人工股関節のベアリングに用いられるなど、体にとってもなじみやすい素材であることが証明されています。

このジルコニアを使った「ジルコニア・セラミック・クラウン」は、通常のセラミックの2~3倍の強度があります。

2010年7月 6日

 審美的な要求が有る場合のクラウンには、オール・セラミック(ジルコニア、アルミナスの基底)、メタルボンド(プラチナ・ゴールドの金属基底)、ハイブリッド・セラミックなどの素材を使います。


 大きな虫歯がある場合や、歯髄(神経)を取ってしまった歯は、歯を白くしたいと思っても、ホワイトニングも、ラミネートベニアもできません。
そんな時には、セラミッククラウンをすっぽり被せるという方法を取ります。


 セラミックは陶製なので、天然歯と同じような、エナメル質の透明感や質感を出せるほか、希望に応じた色調にできるなど審美的に優れた素材です。

そして、白さやツヤ、清潔さなどが長期間保てるというメリットもあります。

生体とも馴染みやすく、歯肉との境界線が黒ずんでくるといったトラブルも起きません。

セラミックは耐久性があり、強度もあるので噛み合わせも狂いません。

オール・セラミックのクラウンなら、まったく金属を使っていないので金属アレルギーの人も安心です。


 オールセラミックの他には、金属で被せ物(基底)を作り、その上にセラミックを焼き付ける、メタルボンドというクラウンもあります。

セラミックより金属の方が強度はあるので、歯根部分しか残っていない場合や歯冠も部分的にしか残っていない場合などに有効です。

ただし、歯肉との境目が黒ずんだり、アレルギーが生じるかもしれないリスクがあります。

 最近は、ハイブリッド・セラミックという新しい素材を使ったクラウンも用いられるようになりました。

ハイブリッド・セラミックは、セラミックの審美性と耐久性、プラスチックの柔軟性を兼ね備えた素材です。

すべてハイブリッドセラミックで作る場合と、金属で被せ物を作って、その上にハイブリッドセラミックを焼き付ける場合があります。

2010年6月16日

 歯科医療は、虫歯や歯周病など、御口の病気を治療することが大きな目的となっています。

 しかし、現在は単に病気を治療するだけではなく、QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)が求められています。生活が快適になるような治療法が重要になっているのです。

 例えば、歯を失った時に入れ歯ではなく、機能的なインプラントが主流になっているのは、QOL重視の背景があります。

また、歯の場合は機能性の問題だけでなく、審美性――つまり見た目の美しさもQOLに大きな影響を与えます。

虫歯の治療跡が見えたり、入れ歯だとわかる外見は心理的な負担になるからです。

そこで、審美歯科がクローズアップされるようになりました。

審美歯科とは抽象的な名前ですが、見た目の美しさも追求する治療の総称です。

 ホワイトニングも審美歯科の一つのジャンルです。

 そのほか虫歯治療で使う詰め物を、見た目のよいものにしたり、被せものに自然な仕上がりになるセラミッククラウンを選んだり、あるいは美しい歯並びにする矯正歯科、機能性だけでなく外見もすっきりしているインプラントなども審美歯科のジャンルに入ります。


 審美歯科へのニーズは幅広い年齢層にわたっています。

男性も化粧品を使い、エステに通う時代ですから、若い男性には若い女性と同じくらいのニーズがあります。

さらに中高年の場合も男女を問わずに関心が高まっています。子育てを終えてゆとりが出てきた年代の人たちなので、"同じ治療をするなら美しい仕上がりに"とこだわる人が多いのです。

中高年になってから矯正する人も大勢います。高齢者の場合は、アンチエイジングがテーマになっています。若々しさを保つ一つの方法として審美歯科の治療を積極的に受ける人が目立ちます。


審美歯科は歯に対する患者の意識が高いので、インフォームド・コンセントがしっかりなされていれば、治療後の満足度はバツグンです。

「歯がキレイになったおかげで、自分に自信がついた」「気後れせずに笑うことができ、毎日が楽しくなった」「若くなったとほめられて、心がウキウキしてきます」といった患者の声を聞くと、本当に審美歯科の仕事をしてよかったなと、私自身もうれしくなります。

2010年5月17日

 パソコンが普及して医療現場でも日常的に使われています。
私もパソコンの画面を見せながら、患者やスタッフに説明するようにしています。

 例えば、歯周病なら「1年前の状態はこれです。半年前はこうで、現在はここまで改善しています」と具体的に示し、歯科衛生士や患者本人に「さらにブラッシングの改善を進めましょう」と治療方針を説明すると、理解しやすいからです。

また、私の医院では、パソコン・モニターが診療台毎に有るので、質問された場合、その場で、定期検診や治療時などの状況を見ることができます。

 患者全員に「プラークスコア」を出すようにしています。

プラークスコアというのは、磨き残しや、歯周ポケットの検査結果などを表示して点数化したものです。

パソコンの画面で、どの歯のどこに歯垢(プラーク)がたまっているのかが一目でわかります。歯の裏側など、自分では見えにくい部分もはっきりわかります。

そこで「この部分をこのように磨きましょう」と歯科医や歯科衛生士が説明すると、患者自身も納得してブラッシングの意欲が出てくるでしょう。

プリントアウトしたものを、その場でお渡ししますので、帰宅してからもわかりますし、最初は60%の磨き残しがあり、その次の治療時には40%になり、定期検診時には35%、というようにブラッシングの成果が数字で出てくると、患者のモチベーションも高くなります。

これをファイリングしている患者さんも多くいて、皆さんのデンタルライフの向上に役立っているようで、私もうれしく思っています。

2010年5月11日

 正しいブラッシングをするには、自分に合った歯ブラシを選ぶことが大事です。

ポイントはヘッドの大きさと毛の硬さ。動かしやすいのは、口の奥まで入っるヘッドの小さなもの。
一般的に大人用歯ブラシのヘッドは大きめなので、場合によっては子ども用でもいいかもしれません。

毛はやわらかめのものを選びましょう。
硬い毛先では歯肉(歯茎)を傷つけてしまいます。
毛先が反り返った歯ブラシも歯肉を傷つけますから、コマメに交換しましょう。

 また、最近は電動歯ブラシの種類が充実してきました。
従来の電動歯ブラシの他に、超音波歯ブラシなどが出ています。

 従来型電動歯ブラシは毎分2000~3000回のストロークで歯垢(プラーク)を除きます。
ストローク方法はメーカーごとにさまざまです。

 音波歯ブラシは毎分約3万回の音波振動で歯垢を取り除きます。

さらに、超音波歯ブラシは振動数160万Hzの振動で歯と歯垢のつながりを断ち切ります。

音波・超音波歯ブラシは、従来の電動歯ブラシよりも振動があるため幼児などには不向きですが、振動によって歯肉のマッサージ効果が得られるので歯周病対策には有効です。
(ただし、体内埋込型の医療電子機器を使用している人は医師に相談してください)


 実は、朝昼晩と1日の中でも磨き方を変えると、効果的です。

夜、入浴後に血液の循環が良くなっている時に歯肉を中心に磨くと、歯肉のマッサージ効果が大きく歯周病予防になります。

朝は血液の循環がよくありませんから、歯肉を痛めないように注意しながら歯垢が沈着しやすい部分を重点的に磨きます。

昼間は電動歯ブラシを携帯できませんから、手用歯ブラシで食べカスを取り除く磨き方をします。

 また、歯ブラシだけでは歯垢を完璧に取り除くことはできません。

歯と歯の間の歯垢はデンタルフロスを使って取りましょう。

歯と歯の隙間が広い場合やブリッジの下の部分を磨くには、歯間ブラシを使うとよいでしょう。

 いずれにしろ、一人一人の歯の状態は違います。定期検診や治療で歯科医院に行った時に自分の口に合った歯ブラシや補助用具を教えてもらうのがベストです

2010年5月10日

 健康な歯を維持したいならば、一にも二にも正しいブラッシングに尽きます。
正しい歯磨きを励行しましょう! いろいろなブラッシング法がありますが
一つのブラッシング法では完璧な歯磨きはできません。

 歯を失う原因である虫歯、歯周病と噛み合わせ。
いずれに対しても、歯垢を残さないことが予防につながります。
うがいでは歯垢は取れません。

 いくら忙しくても、朝と夜寝る前に1日2回の歯磨きを日課にしている人がほとんどではないでしょうか。しかし、それでも虫歯や歯周病にかかるのは、正しいブラッシングができていないということでしょう。

正しいブラッシング法と言っても、この方法でやれば完璧というブラッシング法があるわけではありません。どのブラッシング法にも一長一短がありますし、一人一人の顔が違うように、歯の形や大きさ、並び方は人それぞれ違います。その人の歯に合わせて、何種類かのブラッシング法を組み合わせて、磨き残しがないようにすることが大事です。


治療や定期検診で歯科医院に行ったときに、歯科衛生士がブラッシング指導をしていると思いますので、自分の歯に合った磨き方を相談してみてください。同じ努力をしても、効果がまったく違うはずです。

また、歯磨きにある程度、時間をかけることも大事です。ササッと1回20~30秒で磨いている人が多いのではないでしょうか。そんな短時間では30本前後の歯をきれいに磨けるはずがありません。

日本歯科医師会では1回の歯磨きの時間として、10分を目安にしています。
忙しい朝や昼に10分間歯磨きするのはムリかもしれませんが、夜寝る前にはそれくらいの時間をかけていただきたいと思います。

テレビを見ながら、お風呂に入りながらなど、ながらでかまいません。

歯磨き粉が飛び散るのが困るようなら、歯磨き粉はつけないでもいいのです。歯磨き粉をつけたほうが歯垢は取りやすいのですが、泡が出て長い時間磨くには不向きかもしれません。歯磨き粉をつけずに、リビングでも風呂場でもゆっくりとブラッシングをして、最後に仕上げに洗面所で歯磨き粉をつけて磨くと良いでしょう。

また、オフィスでもOLの人たちは昼食後に歯磨きしている人が多いようですが、環境が許すなら、ぜひ歯ブラシを携帯して短時間でもブラッシングしてください。ざっとでも食べカスを取っておくにこしたことはないのですから。

スクラッビング法、バス法、立て磨きなど
さまざまなブラッシング法を組み合わせて磨きましょう


いろいろなブラッシング法を説明しましょう。

・スクラッビング法

 スクラッブとは洗い落とすという意味で、最もポピュラーな方法です。歯ブラシの毛先を歯の面に垂直に当てて数ミリずつ小刻みに動かします。毛先を強めに押し当てて、小刻みに振動させると、歯と歯のすき間にも届き、食べカスを取り去ることができます。大きく動かして横磨きになってしまうと、歯が磨り減ってしまうので注意しましょう。
虫歯に効果的なブラッシング法とされていますが、歯と歯の間の歯肉は歯肉炎にかかりやすい部分なので、歯周病の予防と治療にも有効です。

・バス法

 歯ブラシを45度の角度にして、歯と歯肉の境目に毛先を当て、細かく振動させます。歯周ポケットにも毛先が入り、歯肉のマッサージにもなり、歯周病対策に適しているブラッシング法です。ただし、硬い歯ブラシを使用したり、横磨きになってしまうと、歯肉を痛めることになるので注意してください。

・立て磨き

 1本の歯を六面体と考え、表側の正面と左右、裏側の正面と左右の6方向を、歯ブラシを縦にして磨いていきます。1本ずつ磨くので時間はかかりますが、歯並びの悪い人にオススメです。

2010年3月 9日

 虫歯は、口の中にいるミュータンス菌が酸を産生し、その酸によって歯が溶けていく病気です。
 口の中にはたくさんの細菌がいて、ミュータンス菌はその一つです。

ミュータンス菌は食物に含まれる糖分をエサとして、ネバネバ物質であるグルカンを発生させ、歯垢(プラーク)をつくります。歯垢は細菌の住みかとなり、1mgの歯垢に2~3億個もの細菌がいます。そして、歯垢中のミュータンス菌が糖分を分解して酸を発生させ、徐々に歯を溶かしていくのです。

 甘いものを食べると虫歯になりやすいというのは、ミュータンス菌が糖分の中でも砂糖を好むからです。間食に砂糖を使ったお菓子を食べたり、糖分入りの飲み物を飲んだりすると、ミュータンス菌がどんどん分解して歯の表面を酸で覆ってしまうので、虫歯になりやすくなります。

 しかし、虫歯の原因はミュータンス菌と糖分だけではありません。一生懸命に歯磨きしても虫歯になりやすい人がいます。歯は子どもの時にあごの中で形づくられますが、その時の環境などによって歯質が左右されるのです。

 唾液の作用によっても「虫歯になりやすい、なりにくい」は、影響を受けます。
虫歯は、酸が歯を溶かしていく病気なので、唾液が酸性に傾いている人は虫歯になりやすく、アルカリ性に傾いている人は虫歯になりにくいと言えます。ですから、私の医院では患者さんに唾液テストを受けてもらい、虫歯になりやすい体質かどうかを自覚していただくようにしています。

 虫歯の原因は「ミュータンス菌」+「糖分」+「歯質」です。どれか一つだけでは虫歯は発生しませんが、結びつくと虫歯になってしまいます。

いったん虫歯になれば、自然治癒はあり得ません。放っておけば進行するだけです。虫歯は歯を失う二大原因の一つになっています。歯磨きや定期検診など予防と早期発見が何より大事です。


虫歯は放置しておくと
C0からC4へと進行していきます


 虫歯の症状はC0~C4と5段階に分類されています。Cというのは、英語で虫歯という意味の「Caries」(カリエス)の頭文字です。

・C0  肉眼では虫歯による穴などは見られませんが、歯の表面から無機成分が少し溶け出しているところがあり、初期虫歯の疑いがある場合です。この段階なら、正しい歯磨きなどを実行すれば、虫歯にならずにすみます。

・C1  エナメル質の虫歯です。歯の噛み合せの溝などに発生しますが、痛みなどの自覚
症状はありません。定期検診を受けていれば、この段階で発見でき、治療も簡単です。

・C2  虫歯がエナメル質を超えて象牙質まで進んだ状態です。穴があき、黒っぽくなって、見た目でもわかります。冷たいもの、熱いもの、酸っぱいもの、甘いものなどが沁
みてきます。この段階でも歯髄(神経)に達していないので簡単な治療ですみます。

・C3  虫歯が歯髄にまで達し、歯髄炎を起こしています。大きな穴があき、膿が出ることも。絶えず激痛が襲います。放置して痛みが治まることもありますが、それは中の神
経が死んで痛みの感覚がなくなるからで、治ったわけではありません。治療には時間が
かかります。

・C4  歯冠がほとんどなくなり、歯根だけが残っている状態です。歯髄が腐敗して膿が出て悪臭がします。歯根の先に膿の袋ができる場合もあります。歯槽骨まで溶けて、顔が腫れ、熱が出ることも。歯根の状態により、歯を抜くしか治療方法がない場合です。


2010年2月16日

 虫歯や歯周病など、歯のトラブルが気になっている人は、まず歯の仕組みを知ることから始めましょう。基礎知識があれば、歯科医師や、歯科衛生士の話も、理解しやすくなります。

それでは、私たち人間の歯が、何本あるかという話からです。

永久歯は、
前歯 6本 小臼歯 4本 大臼歯 4本 プラス 智歯 2本
合計14本 + 智歯(= 第三大臼歯 = 親不知:2本)。
上顎、下顎で、倍の 28本 プラス 智歯4本 32本が最大。
しかし、智歯が生えない人もいます。 
だから、普通は、「28本」が永久歯の数です。

乳歯は、生後6か月頃から生え始め、2歳半くらい、遅くとも3歳には、生え揃います。
上あご(顎) 10本、下あご(顎) 10本で 合計「20本」。
左右5歯づつ、同数できれいなアーチ型に並んで、萌出します。

 そして、6歳頃に最初の永久歯が乳歯の後ろに生えてきます。このときに、歯肉を突き破って永久歯が出てくるので、軽度の炎症が起こります。この炎症による発熱が時にあり、それを人は「知恵熱」と呼びます。知恵がついたから熱が出たのではないのですが・・・
第一大臼歯の萌出後、永久歯が順次、乳歯と生え替わっていきます。
永久歯が生え揃うのは11~12歳の頃です。
先にも記した様に、歯の本数は上あご14本、下あご14本です。さらに、早い人は18歳頃に親不知(おやしらず)が生えてきます。ただし、親不知は完全に頭を出さないことも多く、まったく生えない人もいます。つまり、永久歯は28~32本と、人それぞれです。
歯科治療では前歯の中央から奥歯にかけて1から8まで番号で呼びます。左右上下で8番ずつ、計32本に、番号と名称があります。

歯の形による役割は次の通りです。
・ 中切歯 『前歯中央の歯。食物を捕える事と、噛み切る役割を果たします。』
・ 側切歯 『中切歯、脇の歯。中切歯と同じ役割を果たします。』
・ 犬歯  『口の中に入れたものを切り裂く働きをします。
・ 臼歯  『小臼歯と大臼歯があり、ものを磨りつぶす機能があります。』

乳歯の場合は、それぞれの名称の前に「乳」を付けて
乳中切歯、乳側切歯、乳犬歯、乳臼歯と呼びます。
乳歯は番号でなく、アルファベットAから順にEまでで呼びます。
A=乳中切歯、B=乳側切歯、C=乳犬歯、D,E=乳臼歯です。

2010年2月 2日

「眼は口ほどに、モノを言い」と言われますが、お口の機能に「表情を作る」役割はかなり大きい役を成しています。
歯を剥き出しにすれば、怒りを。弛めれば、喜びを。口角を下げれば、悲しみを。

この他に、お口の機能として、捕食、咀嚼、嚥下、呼吸、発音がありますが、近年わかった機能として、ストレス・マネージメントが有ります。

ストレス・マネージメントとは、人が活動しているとき、すべての刺激は、体内にストレス物質を作ります。ヒヤッとする事も、うれしいプレゼントでも、ストレス物質は作られてしまします。

このストレス物質のリリースに、歯が機能しています。

夜、眠りにつくと、大脳新皮質がクール・ダウンのため動きを弱めます。
この時期を、眼球の急速な運動が見られる事から、「REM睡眠=ラピッド・アイ・ムーブメント・スリープ」と呼ばれます。 同時に歯の接触が起こります。

ギリギリと、有る方はギュ~~ぅと、またある人はカチィカチィ。
歯の接触によって、ストレス物質を無くしています。

2010年1月28日

 当院では、歯科矯正によって発生する痛みや、違和感を無くす為に、ローフリッションで、セルフライゲーションClippy ブラケット(歯に付ける矯正の金具)を使用しています。

DSC_0007copy.jpg

従来のような、細いステンレス・スチールの針金や、シリコーン・ゴムを使った結紮方法は、矯正ワイヤーとの間に強い摩擦抵抗がありました。

しかし、セルフ・ライゲーションにより、抵抗が軽減し強い力がかかりづらくなったので、違和感が起こりづらく成ります。

更に、2つの利点が。治療時間の短縮、1回の治療に掛る時間が大幅に短縮。そして、歯の移動が速いので、治療期間も短く成りました。

近日中に、更なる改善のため、フルパッシブなブラケットであるDamonシステムの導入を、患者様の幸せのために計画しています。

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