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2011年6月15日

いびきなど睡眠中に生じる好ましくない現象を「睡眠随伴症」と言います。歯ぎしりも睡眠随伴症の一つです。上下の歯がすり合わせてギリギリという音がしたり、歯と歯が触れ合ってガタガタいったり。ぐっと噛む、噛みしめも歯ぎしりの一種です。
 いびきと同様に同部屋で寝ている人の睡眠を妨げてしまうほか、歯にかかる負担が大きいため、歯がすり減ったり歯周組織を傷つけて歯周病が進むきっかけになったりします。さらにひどくなると、知覚過敏、顎関節症や肩こり、頭痛、自律神経失調などの症状が現れます。
 歯ぎしりはストレスなど精神的なもの、歯の噛み合わせの悪さなどが主な原因と考えられています。筋弛緩剤を使う薬物療法や睡眠前の自己暗示療法などもありますが、一般的には噛み合わせを調整したり、ナイトガードというマウスピースのようなスプリントを装着する歯科的な治療が有効です。
 ナイトガードは、患者一人一人の歯並びの型を取ってカスタムメイドします。合成樹脂で作り、夜寝る時に上下の歯の間にはめておくだけです。ナイトガードを装着するだけで歯ぎしりがピタリと止まる例も数多くあります。旅行などにも携帯できるので、同室者に迷惑をかける心配もありません。
 歯ぎしりを家族に指摘されて悩んでいる人は、歯科医に相談してみてください。

2011年6月 1日

 治療法としてスリープスプリントが優れているのは、外科的治療のように体にメスを入れないでよいこと、薬物療法のように副作用の心配をしないでもよいことです。また、内科的治療のCPAPはのどが乾燥するといった弊害がありますが、スリープスプリントは装着することで生じるデメリットがありません。
 そして、一番の長所は寝る前に口に装着するだけで、CPAPのような大がかりな器具がいりません。小さなものなので、洗面道具と一緒に出張や旅行にも持って行けます。透明なので装着しても、ほとんどわかりません。若い女性の場合など、いびきを気にして友だちと旅行に行けないという人もいますが、スリースプリントならば安心して旅行できるでしょう。
このように、スリープスプリントは患者に負担をかけない治療法であると同時に、治療効果が高いことがメリットとなっています。スリープスプリント治療を受けた患者188人のうち、いびきの状態に改善が見られず以前とまったく同じという人は4%だけというデータもあります。
さまざまないびき治療方法の中で、一番デメリットの少ないのがスリープスプリントだと言えます。したがって、ファーストチョイスとしてスリープスプリントで治療して、効果が現れない場合はCPAPに、それでもダメなら外科的治療へと進めていくのが順当なのではないでしょうか。
ただし、スリープスプリントは自分の歯に固定するので、残っている歯が20本未満の人には向いていません。20本以上残っていても歯周病がひどければ、やはり固定できないのでムリでしょう。また、下あごを引き出すので、あご関節に異常のある人にはリスクがあります。口を閉じて鼻呼吸になるので、蓄膿症や鼻詰まりのひどい人にも向いていません。18歳以下の子どもは歯並びやあごの形が変わっていくので、成長に応じて数ヵ月ごとにスリープスプリントを作り直さなければいけないので、現実問題として適切な治療法とはならないでしょう。

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