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2011年2月 1日

いびきは高血圧、心筋梗塞など万病の元ですが
マウスピース装着など歯科治療で治すことが可能です


 「いびき」というと、熟睡しているというイメージがします。「大事な交渉の前夜も高いびきで寝ていた」と、平静沈着な豪傑のエピソードとして語られることもあります。「お父さんのいびきで寝られなかった」という子どもの話など、微笑ましい笑い話として受け止められているでしょう。
 しかし、研究が進み、いびきが体に大きな負担をかけ、健康に悪影響を与えていることがわかってきました。
 いびきは睡眠中に呼吸障害に陥ることで生じます。いびきによって充分な呼吸ができず、取り入れる酸素が少なくなります。体内の酸素不足は高血圧、不整脈、心不全、心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中などを引き起こしやすくなり、血液が酸性に傾いてインスリンの分泌が悪くなって糖尿病を誘発します。
 また、いびきをかくと酸素不足で熟睡できず、眠りが浅くなり、日中の集中力や判断力が鈍りがちになります。急激な眠りに襲われることもあります。
 いびきを軽く見てはいけないのです。日本人でいびきをかく人は約2000万人と推定されています。いびきをかく本人の健康への悪影響、そして同室で寝る家族が不眠になるなど周囲への影響も見逃せません。また、女性の場合など"旅行に行けない"と思いつめるなど精神的な負担もかかってきます。
 後述しますが、いびき治療にはさまざまな方法がありますが、患者に負担をかけずに治療効果も高い方法として、スリープスプリントというマウスピースのようなものを口に装着する歯科治療が注目を浴びています。スリープスプリントは出張や旅行にも携帯でき、手軽に装着できます。
 いびきに悩んでいる人、家族に指摘されて気付いた人など、いびき治療の窓口のある病院や歯科医院で早めに受診して治療しましょう。いびきが治り、併発する病気の予防にもなり、さまざまな悩みからも解放されます。

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