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2010年8月17日

 入れ歯は、使い心地に不満が残り、ブリッジは両隣の健康な歯を削らなければいけないのが難点です。

 虫歯や歯周病、あるいは事故などで歯を失った場合、従来は入れ歯か、ブリッジにするしかありませんでした。

しかし、生活するうえで、機能性も審美性も、必ずしも満足できるものではないというのが実情でした。


 入れ歯について不満を抱いている人は、現在でも大勢います。

まず、口の中に装着した時の不快感。 異物感が苦痛で、吐き気がする人もいます。

また、床と呼ばれる土台を歯肉(歯茎)に被せるので、噛むと歯肉に痛みが生じます。

固いものが噛めず、ムリして噛むと痛いし、歯肉が腫れることも。

クラスプという金属製の爪で両隣の歯にかけて止める部分入れ歯は装着は簡単ですが、コマメに掃除するなど手入れをしないと不潔になりやすいという欠点もあります。

外食する時など、外れはしないかという不安もあるようです。

場所によっては、金属のクラスプが見えてしまうのも、心理的負担になっています。

 そして、医学的に問題なのは、クラスプをかける両隣の歯が入れ歯を取り外しするたびにエナメル質が傷つきやすくなり、そこから細菌が侵入して虫歯になることです。

また、入れ歯を支える力が加わるため、次第にぐらつき始めます。つまり、1本の義歯を支えるために両隣の健康な歯が犠牲になるリスクがあるということです。


 ブリッジは、両隣の歯の上部を削って連結した人工歯冠を被せる方法です。

入れ歯のように取り外しをしないで、自分の歯のように使える点が便利ですし、安定性もあります。

入れ歯より使い心地はいいのですが、両隣の健康な歯の上部をわざわざ削らなければいけません。

つまり、両隣の健康な歯へのダメージは、入れ歯よりも大きくなります。

上部を覆うエナメル質は人体の中でも最も固い部分ですが、そこを削って象牙質が剥き出しになってしまうと、細菌に侵入されやすくなります。

人工歯冠と削った天然歯の間は歯垢がたまりやすく、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

1本の失われた歯のために、2本の健康な歯が犠牲になるリスクが入れ歯より大きいと言えるでしょう。

 入れ歯もブリッジも、義歯としては一長一短あり、医学的にもQOLの点でも、最良の方法とは言えません。

芝大門歯科クリニック

【プロフィール】
院長
髙木 謙一 (たかぎ けんいち)

【来歴】
2001年3月 明海大学歯学部 卒業
2001年5月 慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科 入局
2003年4月 同研修医修了
2003年5月 慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科 助手(専修医)
2007年4月 同専修医修了
2007年5月 医療法人社団大成会 武南病院付属歯科・口腔外科部長
2008年4月 医療法人社団弘宣会 芝大門歯科クリニック 勤務
2011年1月 医療法人社団弘宣会 院長就任

【所属学会・団体】
日本口腔外科学会会員
日本口腔インプラント学会会員
ICOI(国際口腔インプラント学会)active member

【治療・診療に対する心がけ(モットー)】
治療精度の向上です。 可能な限りご希望に沿える治療を行います。 何でもご相談ください。

【幸せだと思う瞬間)】
治療期間が少しかかってしまったときでも患者様が一生懸命通って下さり、きれいな口元になられたときの笑顔をみることでしょうか。また、皆さん定期健診にしっかりいらして下っておりますので患者様がお見えになったときにお顔を拝見させて頂くのも診療における楽しみの一つです。

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