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2010年3月 9日

 虫歯は、口の中にいるミュータンス菌が酸を産生し、その酸によって歯が溶けていく病気です。
 口の中にはたくさんの細菌がいて、ミュータンス菌はその一つです。

ミュータンス菌は食物に含まれる糖分をエサとして、ネバネバ物質であるグルカンを発生させ、歯垢(プラーク)をつくります。歯垢は細菌の住みかとなり、1mgの歯垢に2~3億個もの細菌がいます。そして、歯垢中のミュータンス菌が糖分を分解して酸を発生させ、徐々に歯を溶かしていくのです。

 甘いものを食べると虫歯になりやすいというのは、ミュータンス菌が糖分の中でも砂糖を好むからです。間食に砂糖を使ったお菓子を食べたり、糖分入りの飲み物を飲んだりすると、ミュータンス菌がどんどん分解して歯の表面を酸で覆ってしまうので、虫歯になりやすくなります。

 しかし、虫歯の原因はミュータンス菌と糖分だけではありません。一生懸命に歯磨きしても虫歯になりやすい人がいます。歯は子どもの時にあごの中で形づくられますが、その時の環境などによって歯質が左右されるのです。

 唾液の作用によっても「虫歯になりやすい、なりにくい」は、影響を受けます。
虫歯は、酸が歯を溶かしていく病気なので、唾液が酸性に傾いている人は虫歯になりやすく、アルカリ性に傾いている人は虫歯になりにくいと言えます。ですから、私の医院では患者さんに唾液テストを受けてもらい、虫歯になりやすい体質かどうかを自覚していただくようにしています。

 虫歯の原因は「ミュータンス菌」+「糖分」+「歯質」です。どれか一つだけでは虫歯は発生しませんが、結びつくと虫歯になってしまいます。

いったん虫歯になれば、自然治癒はあり得ません。放っておけば進行するだけです。虫歯は歯を失う二大原因の一つになっています。歯磨きや定期検診など予防と早期発見が何より大事です。


虫歯は放置しておくと
C0からC4へと進行していきます


 虫歯の症状はC0~C4と5段階に分類されています。Cというのは、英語で虫歯という意味の「Caries」(カリエス)の頭文字です。

・C0  肉眼では虫歯による穴などは見られませんが、歯の表面から無機成分が少し溶け出しているところがあり、初期虫歯の疑いがある場合です。この段階なら、正しい歯磨きなどを実行すれば、虫歯にならずにすみます。

・C1  エナメル質の虫歯です。歯の噛み合せの溝などに発生しますが、痛みなどの自覚
症状はありません。定期検診を受けていれば、この段階で発見でき、治療も簡単です。

・C2  虫歯がエナメル質を超えて象牙質まで進んだ状態です。穴があき、黒っぽくなって、見た目でもわかります。冷たいもの、熱いもの、酸っぱいもの、甘いものなどが沁
みてきます。この段階でも歯髄(神経)に達していないので簡単な治療ですみます。

・C3  虫歯が歯髄にまで達し、歯髄炎を起こしています。大きな穴があき、膿が出ることも。絶えず激痛が襲います。放置して痛みが治まることもありますが、それは中の神
経が死んで痛みの感覚がなくなるからで、治ったわけではありません。治療には時間が
かかります。

・C4  歯冠がほとんどなくなり、歯根だけが残っている状態です。歯髄が腐敗して膿が出て悪臭がします。歯根の先に膿の袋ができる場合もあります。歯槽骨まで溶けて、顔が腫れ、熱が出ることも。歯根の状態により、歯を抜くしか治療方法がない場合です。


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